大小様々

  • 2019.07.18 Thursday
  • 21:03

木工の大敵(梅雨の)湿気が強まる中、なんとか木の反りと戦いながら制作を進めています。

 

ぶんぶく堂は主に無垢材(丸太をスライスした板材)を使って家具を制作していますが、この度

 

珍しく突き板(表面に薄い無垢材を貼ったベニヤ板)を使用することとなりました。

 

 

作業台にのせると天井までそびえ立つこの物体。一体何かと言いますと、、、

 

 

とある会社から依頼を受けて制作した台座です。会長ご夫人の肖像を飾るためのものでした。

 

右側が従来のもの。それに近づけて制作したのが左側です。従来のものが突き板だった

 

ためそれに合わせたのと、これだけ広い面を伸び縮みする無垢材で作ると、時間が経つ

 

と割れてくる心配がありました。突き板はプレス機という圧力をかける方法で貼り付けて

 

行くのが基本ですが、うちにはプレス機がないため4mmという厚めの突き板を使って

 

無垢材を扱う時のような技法で組み立てていきました。突き板の良さは、何と言っても

 

軽量であること。これほど大きなものを無垢材で作るとなると(作れるとは思いますが)

 

納品時の運搬は恐ろしいことになったかと思います。。軽量といっても適度な重さがあり

 

重厚感も出る仕上がりとなったように思います。

 

 

こちらは打って変わってミニサイズ。これまたとある会社からのご依頼で、金属でできた

 

商品の一部に木部のパーツが組み込まれているというもの。本来ならコンピューターで

 

刃物を動かして加工するはずなのですが、両面の加工が不可能なのと、木が硬すぎるのとで

 

このままではどうにもならないということで相談に来られました。手加工でできることには

 

もちろん限度がありますが、長年の経験によって、今の自分の技術なら受けられるだろうと

 

判断して制作しました。指でつかめる部分が3mmほどしかなく、未だかつてないほど指先

 

だけを使う制作でしたが、なんとか50個、完成させられました。

 

 

 

こちらは城南区にある居酒屋さん。この度リニューアルオープンされることになり、

 

常連のお客様数名からの贈り物として時計のご依頼を受けました。よく見ると表面には

 

レーザーで文字が彫られています。裏側にも贈られた方々のお名前や日付が印字されて

 

います。この電波時計はうちで定番の人気商品ですが、このようにお好きな場所にお好

 

きな文字を彫ることが可能です。

 

うちからは遠くてなかなか行けそうにありませんが、置いてあるお酒も、メニューも

 

魅力的で、ご近所だったら私も常連になっていただろうな〜と思いながら帰ってきました。

 

 

梅雨のジメジメで体力も奪われがちですが、しばらくは大小様々な納品が続きます。

 

展示場の商品の充実をこの夏に進めていくつもりでいますが、制作が遅れ気味でまだ

 

あまり進められていません。そちらも来月には本格的に取りかかろうと思います。

 

 

 

 

15周年

  • 2019.06.12 Wednesday
  • 23:17

先月、ぶんぶく堂は地味に15周年を迎えました。25歳で開業した私も、なんと40歳。

 

びっくりするほどあっという間で、でも振り返ると実にいろんなことをしてきたなぁと

 

いう思いもあります。15年前と今とでは、変わらないことの方が多いかもしれませんが

 

一つだけ大きく変わったことは、木工がどんな仕事かという概念でしょうか。

 

そもそも木工という仕事は、自分一人で完結してできるというところがとても魅力的だ

 

と思っていました。15年前に仕事を始めた時に、県立美術館の大きな部屋を借りて展示

 

会をしました。ギャラリーを借りることもできましたが、展示のみで販売をしてはいけ

 

ないという美術館の決まりが、無理に営業できない自分にはぴったりなような気がして。

 

そこでじっくり見てくださった方々からは、その後4年間にも渡ってご注文をいただく

 

こととなりました。結婚して夫と一緒に今の仕事をするようになり、かつて祖父母が住

 

んでいた古民家を展示場にさせてもらってからというもの、月に2日間だけではあります

 

が、じっくりゆったり色んなものを見ながら楽しく過ごしてもらえる場所になればなぁ


という15年前の美術館にも似たような思いで続けています。その中で先ほどの一つだけ

 

大きく変わった部分というのは、ものを作ることだけが楽しいと信じていた昔と違って

 

今は自分が作ったものを楽しみに見にきてくださる方々とお会いできること、おしゃべり

 

できることが何よりの嬉しさになっているという点です。同じように木工をする人、家具

 

を作る人でも、販売店に卸すような仕事の方は直接お客様とはやり取りできません。

 

まさに、自分一人が作りさえすれば成り立つ仕事です。そこを目指して始めたつもりなの

 

に、手探りで進んでいるうちに、お客様との関わり無しでは成り立たない今の場所が、い

 

つの間にか本当に心地よいと感じるようになっていました。

 

数年前からは年に1〜2回百貨店にも呼んでいただいていますが、そこでもやはり似ている

 

のは、自分たちが作ったものに足を止めてくださる初めてお会いする方々と、商品を通して

 

色んなお話しができるということです。お互いが偶然そこに居合わせるというご縁から、そ

 

の後、遠く離れた東区の展示場まで足を運んでくださった方も何人もいらっしゃいます。

 

 

 

 

そしてこんなふうに、納品後の様子をお伝えくださる方の優しさに触れることだって

 

なかなかできることではありません。展示会に来てくださる方、打ち合わせでお見えに

 

なる方、そして納品後の様子を知らせてくださる方。ものづくりとこの環境がなければ

 

出会えなかったであろうたくさんの方々との関わりが、15年をあっという間だったと

 

言わせてくれるほどの自分の糧になっているのだなぁと思います。木工の概念は『一人

 

でコツコツできる楽しい仕事』から『自分たちの生み出すものに興味を持ってくださる

 

方々と関われる楽しい仕事』に変化してきた15年です。お世話になった全ての人に心か

 

ら感謝申し上げます。そして夫婦二人でどこまでやれるか、まだまだこれからも色々挑

 

戦していきたいと思っています。限られたペースで、他店よりも納品までお待ちいただ

 

くこともあるかと思いますが、ぶんぶく堂に頼んでよかったと言ってもらえることを何

 

よりの念頭に、16年目も頑張ってまいります。この夏は展示場の更なる充実も目指して

 

いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

かゆいところに手が届く

  • 2019.05.29 Wednesday
  • 22:32

 

こちらは既製品のチェリー材でできたテーブルです。あるお客様からのご依頼で、

 

80cm角あった天板を60cm角に、高さ54cmだったものを66cmにできないかという

 

ことでした。どんなテーブルでも改造できるというわけではなく、一枚の板に見えて

 

も表面に薄い板が貼ってあることがよくあります。中が空洞になっていることもある

 

ため、カットできる構造かどうかを見てみてから、お受けできるかどうかの判断をさせ

 

てもらっています。写真ではテーブルの縁の色が違って見えますが、カットした際に

 

どうしても足りない部材だけ、新たに付け足して制作しました。脚の先端はねじ込み式

 

で継ぎ足しています。削り出したばかりのチェリー材の色は明るく、違う材のようにも

 

見えますが、経年変化で飴色に変わっていく材で、数年経てば他と差がなくなるはずです。

 

 

こちらも同じお客様からのご依頼で、ミシン台の脚だけを制作しました。サイズを

 

ご指定いただいて、上にミシンが組み込まれた天板を置いて使われるそうです。この

 

ような部分的な制作の依頼を受けることもよくあります。大きさや高さがしっくり

 

こなくてなんとなく愛着が湧かない家具って、意外と多いのかもしれませんね。

 

使い勝手が上がるといいなと思います。

 

 

こちらはまた別のご注文。五月人形のガラスケースを作り直せないかというご依頼を

 

受けました。30年以上前に購入した息子さんへのこの五月人形を、その更に息子さん

 

(お孫さん)へ送ってあげたいというお話でした。天板がひび割れているのもありま

 

したが、住宅事情もあるのでなるべくコンパクトに、郵送もできるようにしたいという

 

ご希望でした。

 

 

ご相談して決めていくうちに、ガラスではなくアクリルケースがいいのではということに

 

なりました。郵送時にガラスが割れる心配の無いように。

 

 

こちらが人形が入った様子。元々のガラスケースの背面と床面に使われていた金色の

 

紙をカットして収めました。ご依頼くださったお客様は、福岡県内でこういう加工を

 

してくれる所をホームページでひたすら探してうちに辿り着いたとおっしゃっていま

 

した。先ほどのテーブルなどもそうですが、こういうことができたらいいなと思っても

 

なかなか相談できる場所って無いのかもしれませんね。順番にコツコツ制作するので

 

多少のお時間はかかりますが、お客様にかゆいところに手が届くわ、と言ってもらえる

 

木工百科でありたいなと思います^^

 

 

ハンガーラック色々

  • 2019.05.09 Thursday
  • 22:13

 

少し前に制作したハンガーラック。子供部屋に小さなお嬢様二人の洋服を掛けるのにと

 

ご注文いただきました。組立式なので、フレームと板をバラバラにすることができます。

 

 

持ち帰って無事組立てできました、と送っていただいた写真です^^

 

今はまだ小さくて可愛らしいサイズの洋服ですが、大人の洋服もしっかりかけられる

 

サイズで仕上げていますよ。

 

 

こちらは展示場に置いてあるハンガーラックです。左のものは数年前から定番として

 

出している商品。右が先々月から展示場に並んだ新商品です。

 

先ほどの組立式のハンガーラックは、角材を組んで作る技法でこのブログを担当して

 

いる妻:千草が制作しています。そしてこちらの丸台座のハンガーラックは材を回転さ

 

せて削る旋盤の技術を使って夫:成美が制作しております。同じ洋服をかける道具では

 

ありますが作る人、技法によって全く違ったものになりますね。

 

 

そしてこちらは先日の展示会で出した最新商品のハンガーラック。組立式で床は面に

 

しかもたくさんの洋服をかけられるもの。上記のそれぞれが作ったハンガーラックの

 

技術を組み合わせて制作しました。お互いに持っている技術と制作イメージを合わせ

 

ることで、もう一つ新たなバリエーションが生まれますね。こういう商品をもう少し

 

増やしていけたらいいなぁと思います。

 

 

 

 

 

少しさかのぼってご紹介

  • 2019.04.28 Sunday
  • 16:01

 

キッチンに置く収納(食器棚)のご紹介です。もともと引き出し型の食器棚をお使い

 

だったこちらのお客様。家を新築で建てられた際も引き続き使ってきたけれど、ついに

 

引き出しが壊れたとのことで、買い替えの際には特注ができるぶんぶく堂にとお声掛け

 

いただきました。

 

お客様は中に収めたいものや全体のイメージなどもかなり明確で、私が図面を出す必要

 

がほとんどないくらい具体的にお話をしていただきました。聞けば、新築のこちらの家

 

も奥様が設計の勉強をして工務店さんと相談して作ったとのこと。ものすごく暮らしやす

 

そうで、生活の動線なども完璧に考えられていて、話しているだけでも刺激をたくさん

 

もらいました。普段フルでお仕事しながら子育てもしながら設計の勉強なんてすごっ!

 

なんなら建築家にもなるんじゃないかと本気で思ってしまいました。

 

で、話を戻します。笑     奥行きと長さを出すことで収納力を持たせて高さを抑え

 

作業台として使える高さにしました。手前に見えているアイランドキッチンの天板と高さ、

 

質感を似せ、また奥に見えている扉のオーク材と同じ素材を使うことで部屋に馴染むよう

 

にと進めていきました。

 

 

壁のコンセントが隠れてしまうため、手前の使いやすいところにコンセントを持ってき

 

ました。炊飯器やミキサーなど、お料理する際の作業台には欠かせないアイテムですね。

 

 

納品後、しばらくしてお客様から写真を送っていただきました^^

 

壁には同じオーク材で棚板が付いています。棚板はうちで用意しましたが、取り付けに

 

関しては柱の間隔を把握している工務店さんにお願いする方が間違いないため、そちらで

 

進めてもらいました。

 

 

家具を納めた後、生活用品が入った様子を見られることが、この上なく好きです。

 

使ってくださる方の色に染まることを目指して家具を作っているので、まさにそういう

 

瞬間を見られているような気持ちになります。

 

「いつも使うたびにテンション上がります!」というもったいないほどのメッセージも

 

写真に添えて送っていただきました。特注家具屋をやっているからこそのご縁や、見られる

 

景色、受けられる刺激があるなといつも思います。そういうものを大事に、そして次の制作

 

の糧にしていきたいなぁとつくづく思った瞬間でした。格好いいお宅に納まって、格好良く

 

家具も染まって、送っていただいた写真を見ながらニヤニヤする私でした。

 

 

ひとつずつ 少しずつ

  • 2019.04.24 Wednesday
  • 22:29

 

おそろしくご無沙汰してしまいました。年末、年明けから春になって桜も咲いて、

 

タケノコを美味しく食べられるような時期になってしまいました。その間も元気に

 

様々なものを制作してお届けして、の毎日は送っています。

 

この5月でぶんぶく堂は15周年を迎えます。いつも納品した商品をザーッと載せて

 

ご紹介する方式の日記がほとんどですが、書きたいことは山ほどあって、それが増え

 

れば増えるほど書くための時間と集中力が必要になって、、、あぁ腰が重い。と。

 

なのでこの15周年の春を機に、書きたいことを少しずつ、こまめに載せていこうと

 

決意いたしました。今日はその第一弾ということで。

 

 

 

ひとつずつ、ということでこの季節にちなんで鯉のぼりを。卓上の小さなものは以前

 

から制作していましたが、箱に仕舞えて、それが台にもなって、全体の高さが40cm

 

ほどになるものを、というご要望を去年からいただいていました。せっかくなので大きさ

 

も形態も変えたものを時間をかけて考えてみる機会にしました。木目が魚の鱗のように

 

見えるなぁと家具を制作していた時にふと思いつき、目を付けただけで鯉のぼりに見える

 

シルエットや大きさを煮詰めました。支柱は木の棒で作ることもできますが、高さや重さを

 

支えるためにはある程度の太さが必要になるので、今回は細く、丈夫な金属を選びました。

 

木目を活かすという言葉はよく使いますが、こういう活かし方も楽しいなぁと思う商品でした。

 

ちなみに子供の鯉のぼりが二匹付いているのですが、打ち合わせをしている段階で送った写真

 

をみたこのご家庭のお姉ちゃんが、出来上がるのをとても楽しみに待っていてくれたそうです。

 

弟のものだとわかって号泣してくれたという話を聞いて、子供鯉は二匹になりました^^

 

家族みんなで、愛着を持って見られるものになってくれるといいなぁと思います。

 

次は、この更新されていなかった時期の家具を去年の分からご紹介していきます!すぐに。笑

 

そして今週末は月末2日間の展示会です。ゴールデンウィークの初日でもありますね。

 

新緑の季節。庭の木々、草花も緑鮮やかに迎えてくれます。どうぞ遊びにお越しください。

 

 

 

 

 

あっという間に年末で

  • 2018.12.09 Sunday
  • 16:07

夏から秋、そしてここ最近まで、イベントに出店したりご注文の品を制作したり
いつもの事ながら、いやいつも以上にあっという間に時間が過ぎて行きました。
何をやっていたのか・・・ 色々まとめてみました。

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国産材で家を建てられたという若いご夫婦が、ぶんぶく堂の展示会にお越しに
なられました。展示品だった栗のテーブルを気に入っていただき、ワックスを
掛け直してお届けしました^^
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こちらはリブロ天神店の一角にて。少し涼しくなってきた頃に合わせて、パンの
本とカッティングボードやバターケース、お皿などを一緒に展示販売してもらい
ました。木のぬくもりは、秋からの寒くなる時期に一段と感じられるなぁと実感
しますね。
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その後今度は天神大丸の催事に出店しました。昨年までのパン展との合同開催
ではなく、今年はうどんのイベントとのコラボ。人の多さは同じ感じでも、パン
展の時とはまた違った人の流れでした。ここでぶんぶく堂のことを知って、後から
うちの展示場を見にきてくださった方も。嬉しいですね。
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同じフロアのすぐ隣りでは、丸亀絣織物さんが出店されていました。こちらは
昨年のパン展でもご一緒して、その時にもんぺやスカートなどを掛けるハンガー
ラックや棚を注文していただいていました。今年の春に納めていましたが、実際
に横で使っていただいているのを目にするのは嬉しいものでした。
Img_1410
 
こちらは以前ダイニングテーブルを納めた方からのご依頼で、その際に引き取った
古いダイニングテーブルを小さな丸いテーブルに作り変えられないかというご注文
でした。北海道のナラ材を使用していたと思われるその古いダイニングテーブルは
厚みこそなかったもののとてもいい材だったので、薄い天板を二重に重ねて丸い
天板に加工し、足は楕円だったものを半楕円に、少し先を細く加工しました。
ねじ込み式で脚を取り外すこともできるので、テラスに持って行ったり、新しい
テーブルのサイドテーブルとしてもお使いいただけると喜んでもらいました。
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こちらはオークの座卓です。向こう側に座布団のように見えている青いものを
小さい方の座卓の上にかぶせると、、、、、。
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ソファのオットマンとしても使うことができます。来客時のみ、テーブルを二つ
繋げて使いたいというお客様のご要望で、打ち合わせを重ねて形を決めました。
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テーブルの裏には半円のような金具が付いていて、カチッとはめることで二つの
テーブルがしっかりと固定されます。
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大きい方の座卓は、脚を付け替えて普段はダイニングテーブルとして使うそう
です。暮らしやスペースに合わせて形を変えられる家具、良いですね。お客様の
ご要望を聴きながら考える作業は私にとっても良い刺激でした。

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そしてこちらはこの春にお話をいただいていたお子様用のデスク。小学校の入学
には間に合わなくて良いので、と約半年待っていただきました。材料はクルミ材
です。肌色のような優しい色味で、重過ぎず軽過ぎず、デスクにはぴったりの材
のように思います。お子様も、お母様にも、とても喜んでもらえました。

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そしてこの週末。ひとつのお宅に4つの家具を納品してきました。お子様3人が
もう少し大きくなって自分の部屋を使うようになるまで、リビングで勉強したり
遊んだものを収納したりできる家具が欲しいというご要望でした。将来子供たち
が独立しても、夫婦でずっと使えるいろんな用途になる収納でもあります。
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窓側の明るい場所に本棚とデスク。デスクは1800の長さがあります。お子さん
3人でも並んで使えますね。
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本棚の下の方にはお子様のランドセルや習い事のバッグなどを収納して、スッキリ
見せたいというご要望でした。本棚にもデスクにも薄い引き出しが付いています。
デスクと本棚の脚を同じ丸脚にして、統一感も出るように。
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反対の壁側にはお子様それぞれのものを仕舞うキャスター付きの箱と、その上に
はずらっと引き出しを付けました。二つが繋がって見えますが右はガラス扉の
テレビ台になります。
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奥行きもしっかり。テレビの配線も収納できるようにしてあるので、物を置いて
もスッキリ見えると思います。
小学校や幼稚園から帰ってきた子供たちが目をキラキラさせながら家具を触って
くれる姿に私もニヤニヤしっぱなしでした。そして何よりその子たちのお母さま、
自分たちの家じゃないみたい!本当に頼んで良かったです^^と何度も言ってくだ
さいました。家具が変わると、家そのものが変わったような印象すら受けるもの
だと私は普段から思っていますが、それを感覚的に分かってもらえるなんて。
この嬉しさをバネに、年末に向けてお待たせしている方々に、ひとつずつお届け
してまいります!

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そしてそして。次の土日、15日16日はぶんぶく堂の今年最後の展示会になります。
クリスマスにちなんだ商品なども取り揃えていますので、皆さまどうぞ遊びにいら
してください。ストーブ焚いて、お待ちしています^^

日常の中の幸せ

  • 2018.09.04 Tuesday
  • 16:29

お盆明けに大きなディスプレイの納品、月末の展示会と続き、先週はお待たせしている

方々への図面を描きに描いた数日間でした。身体を使う日々の仕事よりぐったりする

自分は、つくづく机上だけの仕事に向いていないことを実感します。ものづくりと一体だ

からこそできているのだなと思います。

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前回の日記に書ききれなかったことを載せたいと思います。こちらは、先々月、7月に

オープンした美容室をペイントする様子。ニューヨークに行っていた従兄弟が8年振りに

帰国し、この度福岡(薬院)で美容室をオープンしました。生まれや育ちは東京ですが

ここ福岡は祖父母がいてよく遊びに来ていた場所です。数々の経験をしてきた彼が、新

たな出発点としてここ福岡を選んでくれたというのがなんだか誇らしく、嬉しく、私も応援

しよう!ということで、、、まずは壁塗りのお手伝い。

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西区にあるインテリアのプロ、KifuLさんにペイントサポートをお願いしました。黄色い

ドア、私も気合い入れて塗りましたよ^^ 元々を思い出せないほど雰囲気がガラッと

変わってとてもいい感じになりました。色って本当に大事。

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入口のカウンターは、既製の金属のフレームにクリの木を合わせました。

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鏡と台もカウンターと同じ素材で制作しました。こんなふうに作ったら依頼主の好みに

寄り添えるかな、と考える行程はとても楽しい時間だと感じます。私の幅も広がります。

そしてオープンして数日後に行ってまいりました、美容室 KIKORA

私がfacebookに載せていたことで、ぶんぶく堂のお客様も何人かが早速行ってくださっ

たよう。本当にありがたいことです。東京で約8年、ニューヨークでも8年の経験を

積んでいることは知っていても、一度も実際に仕事をしている姿は見たことはありません

でした。本当は家具を納品したお店の様子をここに載せるだけのつもりだったのですが。。。

私が感じたことを少し言葉にしてみたくなりました。

くせ毛で梅雨の間はとにかく短くすることしかできなかった私の頭。従兄弟は椅子に座

った私の髪の流れを見ると、シャンプーする前にまず切ろうと言いました。その人の髪質

にもよるのだと思いますが、髪の毛のクセや流れも含めて、ヘアスタイルを作る感じです。

霧吹きで濡らすこともなく、完全に乾いた状態でカットしてもらいましたが、その後シャン

プーすると濡らしても切り揃っているから驚きです。

美容室でしてもらうように毎日自分でクセを伸ばすことはできないので、今まではカット

してもらったその日だけで、その時と同じヘアスタイルはできないというのが長年の悩み

でもありました。でも、梅雨の湿気で毎年恐ろしいことになっていた頭が、ワックスを付け

なくても自然な流れに沿ってふんわりパーマのように勝手に整うという。

久しぶりに会った友人や、お客様からも何人も「パーマかけた?」とか「イメチェンしましたね。」

という今まで生まれてこの方、言われたことのないお言葉をいくつももらいました。

パーマかけた風にワックスつけても、絶対に言われたことのない言葉を、何も付けずに。笑

こんなことあるんだ!と感心したのと同時に、自分の仕事にも通じる物を感じました。

ぶんぶく堂のコンセプトは、日常に小さな感動やわくわくした気持ちを木を通じてお届け

するということ。こんなものだ、当たり前だ思っていたものにときめく何かがプラスされると

日常は大きく変わります。くせ毛だからこんなものだと諦めていた髪質をむしろ好きになれる

髪型を作ってもらったということは、まさに日常の中の小さくて大きな感動です。鏡の前に座って

何が悩みなのか、何が似合うのかを色々聞いて考えてくれる姿は、家具を制作するときの打ち

合わせのそのものようにも感じました。ものを通じてそういうことを目指している自分が、まさか

髪のカットでそんな気持ちになる日が来るなんて。くせに悩む人だけではなく、その人だからこう

しようという感覚や、髪を扱う丁寧な指先は、今まで自分が経験したことのないものだと思いまし

た。身内のことなので宣伝のように聞こえるかもしれませんね。みんなが私と同じ気持ちになるとも

思いません。ただ、この日記に興味を持って読んで下さる方ならば、こんなこともあるのだなぁとい

う私が面白く感じた世界にも興味を持っていただけるかも、と思いちょっとご紹介しました。

そうして始まりました、9月。今年の残り4ヶ月は月末の展示会以外にもイベントに出店予定が

たくさんです!新商品の開発に、年末までに納品予定のご注文品の制作。さぁ、気合い入れて

頑張るぞ〜。

とろけそうです。。

  • 2018.07.27 Friday
  • 23:18

日記の更新が滞っている間に、あっという間に2ヶ月半も経ってしまいました。

梅雨も終わって毎日とろけそうな暑さですが、色んなものを制作しております。

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こちらは新作の子供椅子です。ぶんぶく堂の定番の子供椅子をご覧になられた方から

昨年ご依頼を受けて、子供が一人で座れるようになるのはまだ先だから、とある程度の

時間をいただいて開発しました。

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こちらが定番の子供椅子です。肘掛けがないので、お尻が大きくなった大人でも座れ ま

す! ただ、今回のご依頼のように子供がテーブルに付いたときに横に落ちることが ない

よう、肘掛けがあるのも良いですね。長らくお待たせいたしましたが、とても気に入 ってもら

うことができました。またひとつ、ぶんぶく堂の定番が増えました。

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こちらは猫脚テーブルを納品したときの写真です。 ぶんぶく堂の家具はほとんどが

直線で出来ているのですが、うちの展示場をご覧になられた上で、こういうことも でき

ますか?というご要望をいただきました。普段自分の中から湧き出る形では ないけれ

ど綺麗な曲線を求めるというのは、久しぶりの美大時代の課題のようで 私も楽しんで

制作することができました。応接室のサイドテーブルとして良い味を 出していってくれ

るといいなと思います。

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こちらは100年近く前のものと思われる化粧台です。お婆さんの嫁入りから、娘、孫と

形見のように受け継がれてきたものだそうですが、木の虫食いや汚れがひどく、毎日

使えるように綺麗にしてほしいというご要望でした。

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虫食いの穴がありました。

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折れかかった取っ手と、拭いただけでは落ちない汚れ。でも100年の年季だと思うと

とっても綺麗に使われているなぁと思いました。

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指がかからず、奥に入り過ぎて引き出せない薄い引き出し。

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蝶番を留めている釘が外せない状況だったため、今回は鏡を取り外さずにできる範囲

内で修復するということに。

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で、綺麗になったのがこちら。正面に付いていたプラスチックの仮のつまみは真鍮に。

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虫食いの穴はパテで埋めて、色を合わせました。

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折れていた取っ手は全部取り替えました。以前付いていたものとサイズが合うものを

探して金物屋さんから取り寄せました。

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引き出しの隅々まで綺麗にクリーニング。ワックスもかけて、木の艶も蘇りました。

奥に入り過ぎて取り出せなかった薄い引き出しも、ほんの少し手前で止まるようにした

のでこれからはしっかり活用できると思います^^

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今回、個人的に気に入っているのはこの真鍮のつまみ。直径10ミリほどのものですが

市販のつまみほとんどが、直径が細くても20ミリ近い奥行きがあるのですが、これは

奥行き12ミリ。小さなものに取り付けても主張し過ぎず素敵です。もともとあるものの

良さを、こういうもので更に引き出せたら修理する側としても嬉しい限りです。金物が

いかに大事か、木工をしていると本当によく思い知らされます。

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こちらは変わってオーク材のダイニングテーブル。小さなお子さんが二人いらっしゃる

ご家庭で、今後引っ越すこともあるかもしれないということで、どんな場所で使っても

大き過ぎず小さ過ぎないサイズを打ち合わせて制作しました。今までは正方形のテー

ブルだった為、この大きさに変わって食卓を囲めるようになったことを本当に喜んで

下さいました^^

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こちらは昨年から少しずつ制作依頼を受けている木の箱。フタがスライドして開きます。

中にものを入れても重ねられる強度に仕上げています。国産材がいいというご希望で

奥左からカバザクラ、右がクリ、手前の赤いものがクスの木。全く同じものを作ると、木

目の違いや重さの違いがよく分かって面白いものです。

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そんなこんなで現在は↑このゴルフ場の巨大ディスプレイをひたすら進めています。

糸島にある芥屋ゴルフ倶楽部さんからのご依頼で昨年制作したものがこちら。これと

同じものをただ今制作中です。KBCオーガスタという大会にはここに昨年の優勝者の

ゴルフ道具一式が並びます。

そうして明日から2日間、ぶんぶく堂は月末の展示会です。関東の方から台風が来ると

いう前代未聞の週末になりそうですが、ひどくないことを願って。冷たい飲み物をご用意

してお待ちしております^^

ゴールデンウィークもあと1日。

  • 2018.05.05 Saturday
  • 23:43

というタイトルを付けておきながら、ずっと休まず仕事しております。笑

長い間滞っていた日記の更新です。納品した商品をご紹介します。

Imgp5403

こちらは表に絵本を飾れる扉が付いた、絵本棚です。早速絵本を並べてくれました。

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同じお宅の2階には扉の無い本棚を納品しました。中の棚板は可動式になっています。

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こちらは高さの違う2脚の椅子を納品しました。ひとつはリビングで、もうひとつは

玄関先で靴を履く時に使われるそうです。お客様が考えられた、奥行きが少ない

椅子(写真上段)の座り心地が大変よく、作っていながら驚きました。

椅子の用途に合わせて座面の奥行きはある程度決められていて(と大学で学んで)

それを疑ったことなどなかったのですが、奥行きが少ないと自然に背筋がピンと伸び

低めの背中の当たりがとても心地よく感じました。

ぶんぶく堂はこの5月で15年目に突入します。まだまだ、椅子の奥行きひとつでも

座り心地にも様々な快適さがあるのだな、と発見のある特注家具の世界。

奥が深くて楽しいものです。

Imgp5453

こちらは和服を陳列して見せるためのハンガーラックになります。一部納品したもの

の、現在進行中の案件で、5月末には一式をまたお披露目できるはずです。

普段の家具作りはお客様のお部屋の中に自然と馴染むものになることを心がけます

が、商品などを引き立てる為の道具を作る、という意識でのものづくりはまた違った

面白さがあります。和服に合いそうな素材ということで、栗の木を選びました。

 

 

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そして最後はこちら。一人掛けのソファです。ぶんぶく堂の展示場に普段置いてある

のは三人掛けのソファなのですが、それをご覧になられた方から一人用はできないか

というご要望で制作しました。先程書いたような椅子の奥行きを変えることもそうですが

こちらのソファも、長さはもちろん、奥行きや座面の高さ、横幅などを自由に変えること

ができます。この度一人掛け用の参考商品も展示場に並びましたので、展示会に来ら

れることがあれば是非座り心地もお試しください^^

 

というわけで、ぶんぶく堂15年目も張り切ってまいります。

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