2016.04.29 Friday
3月の展示会をお休みしていた間・・・
3月の頭、チェリーのテーブルを宮崎県まで納品に行ってきました。
パソコン用に壁付けしたテーブル2台は、、、
ダイニングテーブルと高さをぴったり合わせています。大人数が集まった時には
テーブルとつなげれば12人が座れる大きさになります。
テーブルの納品に合わせて買われた椅子と一緒に。椅子は外国製で、通常
より少し高い座面だったことから、テーブルも標準より3cm高く制作しました。
テーブルは、高さ、幅、長さを1cm単位でオーダーすることができます。
こちらは変わってタモの一枚板のテーブル。『ちぎり』という蝶ネクタイのような形の割れ
止めを2ヶ所に施しています。
お客様は溶岩石の脚に天板を乗せて使用されていました。一枚板というと和室や座卓
というイメージが強いですが、組み合わせるもので雰囲気はがらっと変わりますね。
そして、3月末の展示会をお休みしている間、展示場は塗装部屋と化しておりました。
普段はなかなか無い、こんな光景。いったい何を制作していたのかというと・・・
4月21日にオープンした博多マルイの6階、レックコーヒーさんに家具を納品しました。
大きなテーブルや、スツール、、、
壁掛けの棚など。
入口の棚には、岩瀬バリスタが昨年と一昨年、日本一になった際のトロフィーが飾られて
います。
窓辺のカウンターは眺めが抜群。お店はHMVにも隣接していて、友達との買い物帰りでも
本を片手に一人で入っても、とても開放的で気持ちのいい空間です。
そもそも、レックコーヒーさんとはバリスタの競技会に使う道具を頼んでいただいた事が
きっかけで知り合いました。3年前から毎年、その年のコンセプトに合ったプレゼンテー
ションに必要な道具を制作してきました。無垢材は時間が経っても劣化することなく、木
の良い風合いが増して行くのが魅力の一つですが、この道具を使い込むことによって、
それが肌で実感できると言っていただいていました。
今回、出店の際にその事を思ってもらえたことは本当に嬉しいことです。私自身、自分で
作ったテーブルで初めて食事をした時のことを今でも覚えていますが、無垢材は触った
時の気持ちのいい肌触り、料理の色を映えさせたり、いつもの日常を明るく、新鮮に感じ
させる空気を出してくれます。使ってみて分かる不思議な感覚です。これを、初めて来店
したお客さんがふんわりと感じてもらえるお店になればいいなと思いました。美味しいコー
ヒーが更に美味しく感じる空間になればいいなと思いながら制作しました。
いつも、家具はその人の生活など、何かを引き立てるためのものになればと思いますが、
今回は味と心地よさを引き立てる道具になってくれることを願います。そしてここから長い
年月を経て、お店の歴史と共に良い風合いを出していってくれるものと思います。
そして明日からは4月末の2日間の展示会です。新作も数点取り揃えました^^
ゴールデンウィークにも入った週末、皆様のお越しをお待ちしております。