2015.08.25 Tuesday
台風が過ぎていきました
ここ数年で久々です。福岡に台風が直撃。それはそれはもう、明け方は家が
吹っ飛んでいくのではないかと思う程の暴風雨でした。幸い、庭木の枝が折れ
た程度で、大きな被害はありませんでした。8月は月末の展示会をお休みして
制作を進めています。展示場のリニューアルも同時に進めていかなくてはいけ
ません。
前回の日記でもご紹介した、こちらの靴の棚。その後、お宅に納品に行きました。
実際に靴を置いてもらいました。カラフルな靴の色がとっても映えて見えました。
「毎日玄関で好きな靴を見て癒されてます。」とお言葉をいただいて、私も大変
嬉しいです^^
そしてこちらも前回の日記でご紹介しました、ナラの丸太を板に製材したもの。
ダイニングテーブルになったり。
パソコンデスクになったり。こちらは部屋のリノベーションの際に、配管の関係で
どうしても段差が取り除けなかったという部屋の一角に合わせて、脚の長さを
変えました。脚をジョイントすれば、標準的なダイニングテーブルの高さにして
別の場所で使うこともできます。
そしてこちらも同じくナラ材で制作した子供椅子。といっても大人も座れる強度を
備えています。大きくなってもずーっと使えるものを、部屋に置いてあってもあまり
子供っぽくないものを、そう思って作った形です。一緒に年を重ねていってもらえる
ことを想像すると、嬉しくなります。お客様との話に夢中で、うっかり写真を撮りそび
れてしまって悔やんでいたところに、この写真が届きました。とっても素敵な写真を
ありがとうございました。
こちらは素材が変わって、国産の杉材です。広葉樹とはまた違った独特の質感。
優しい色味と香りも、好きです。
そしてこちらは桧の本棚。お客様のご実家の山から切り出した杉、桧を1年かけて
乾燥させ、昨年家を建てられました。その後残った材で、家具を制作できないかと
いうご相談を受けてこの本棚を制作しました。お客様ご夫婦は私たちと同じ歳だと
お聞きしています。だとすると、この材料はおそらくお父さん、おじいさんと、その上
ひいおじいさんの代から管理してきたものだろうと思います。長い年月と、伐採して
からもとても手間ひまのかかる作業ですが、これこそ究極の地産地消です。身近で
見て、お話を聞いて、本当に感心しました。
そんなこんなでもう8月も月末にさしかかっています。お待たせしているお客様
への制作、納品と、展示場のリニューアル。がんばります。
写真は台風3日前に西区へ納品に行ったときのもの。海の上空一面うろこ雲。
今思うとこれも台風の影響だったのかな〜。