ジメジメ。ムシムシ。

台風が近づいています。ものすごい湿度と温度で、作業効率も急降下。。

5月末の10周年の展示会後、瞬く間に6月の月末展示会。今まで通り、いただいていた

ご注文の商品を制作しつつ、展示会で依頼された小物もつくっています。

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こちらは去年からお話を進めていた、囲炉裏テーブル。消費税増税等で住宅の

建設はどこも遅れ気味で、こちらも予定を3ヶ月ほど延ばしての納品となりました。

畳の収納椅子と両サイドはボックス収納になっています。アサメラというアフリカ材

で制作しました。これは『洋桑』とも呼ばれている材で、黒とも赤茶とも違う、独特の

綺麗な茶色です。こちらのお宅にはとっても合う色味だと思いました。

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もともとお持ちの炉をお預かりして、ぴったり収まるように制作しました。風車のように

木を組む技法で、天板は全て同じ丸太から木取りしています。火を使う特殊な家具

ですので、そうすることで縮み方が均一になることを出来るだけ考えた結果です。また

アサメラという材は、作っていても驚くほど狂いの少ない材料でした。そうと聞いては

いましたが、実際に扱ってみて納得です。

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6月後半には一家総出で田植えもしました。

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5歳の姪っ子も手伝いが上手になっていました。これは、苗が入っていた箱を洗う

作業なのですが、この箱洗い機が我が家に導入されたのは昨年のこと。それまでは

幾種類ものたわしを駆使して洗っていました。この道具を使うようになって、一枚洗う

のにかかる時間は10分の1以下に短縮されました。大人3〜4人で夕方までかかって

いた作業が、5歳児と私のかわりばんこで午前中で終わるほど。これほどのハイテク

時代、農業用機械だってものすごい進化を遂げているとうのに、この分野だけは考え

られない遅さでの開発。。やっと徒歩が馬車になったくらいの感じかな〜。笑

でもそこにずっと携わっている身としては、こんな画期的なものはないと感動の嵐

でした。この気持ちを大事に、手植えが機械になったように、手洗いが当たり前だった

ことを忘れずにいたいものです。

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そうして先月末の展示会では新作のカッティングボードを中心に、様々な商品を

販売しました。板の幅や節などで、取れるかたちに制限があるため、思いきって

全て違う大きさで制作しています。お気に入りの形を見つけて買っていって下さる

お客様を見ていると、定番にこだわらないこういう良さは続けていきたいな〜と思い

ます。

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