2013.05.29 Wednesday
梅雨入りです
5月に入ってまだ一度も日記を更新してないことに気付きました。。
二日前に九州は梅雨入り、ジメジメの中での家具作りは少し大変になります。
梅雨の湿気で木が膨れるため、乾燥する時期に向けて木が痩せることを考えながら制作
しなければいけません。少し手間はかかりますが、同時に木が生き物のように伸び縮み
することを実感する時期でもあります。
そしてまた夏が近づくとおいしくなるのがビール〜[E:beer]
安いグラスですが、形が好きで使っています。日本酒好きの人に聞いた話ではグラスの
口は角度や厚みが様々ですが、飲み物が舌のどの部分に最初に届くかで味が変わると
言います。その飲み口の角度もちょうどいい、このグラスが好きなのです。
展示場を持つようになってつくづく思うことは、木という素材を見せるためにはただそれ
だけに執着するのではなく、異素材を取り入れることによって双方が際立つということ。
それが空間を生み出すことだと思うようになりました。例えば木製コースターの上にグラス
を置いてみたり、木製ベッドにクッションを合わせてみたり。布やガラス、鉄、そういうもの
にも今まで以上に興味がわいてきています。
そんな中、私の大学の後輩でガラス作家の友人がいるのですが、その子がとっても素敵な
(超ツボな)作品を作るので、ブログをちょこちょこチェックしておりました。先日、その友人
がホームページを作ったというので見てみると、なんともなんとも素敵な作品が増えており
ました。私は彼女の初の個展のときに買ったお皿を2枚持っていますが、近くに住んでいた
らきっといくつも買い込んで、愛用したり自分の展示場にディスプレイさせてもらったりして
いたでしょう。残念ながら少し遠く、彼女は愛知県の瀬戸で活動をしております。お近くに
行かれる方、お住まいの方がいらっしゃいましたら是非足を運んでみて下さい。
ものをつくる人は、その人柄と作品を合わせて、ひとつの世界になると私は思います。
作品を見てどんな人が作っているのだろうと想像して、それにピッタリの人、意外な人。
自分の想像に当てはまるのがいいこととは思っていませんが、そんなふうに作品から
人柄を、人から作品を想像するのが私の楽しみのひとつでもあります。
このガラス作家の中井さんとは人として接したのが先でしたが、初めて彼女の作品を見た
ときに、実にしっくりきたのを覚えています。それを今回のホームページでまた思い出しま
した。名は体を表す ではありませんが、作品は人柄を表す と思いながら気を引き締めて
私も日々精進したいものです。
なんて言いつつ、今日はビールの写真しか載せてない。。。