明けましておめでとうございます☆

12月の忙しさから一転、年末年始はのんびり過ごすことができました。体の

疲労感がとれても,手のひらの腫れだけが引かないなと思ってみていましたが

どうやらこれは腫れではなく、またひとまわり大きくなっただけのようです。

結婚指輪は遥か昔に入らなくなり、熱々の湯のみを持っても平気になり・・・。

最近やばいのよと、ごっつくなった手を姉に見せたら絶句された昨年末。

でもこの環境に順応してなっているのだと、これはもう進化なのだと受け入れる

ことにしました。

昨年は、このぶんぶく堂を始めてからおそらく一番の制作量だったと思います。

展示場を設けたことによって、今までの受注生産以外にそこの充実を目指して

きた部分があるからなのですが、とにかく作りに作っていました。

ぶんぶく堂はこの春で丸7年を迎えますが、7年作り続けていても、今日、

今、進歩したと実感する瞬間があります。自分の納得のいくかたち、強度、

価格、他にもある沢山の要素のちょうどいい着地点をいつも探しています。

自分降りたいと願っている地点にできる限り近づいていくことが自分のいう

『進歩』なのですが、昨年は特にその着地点を意識し、進歩を感じた年でし

た。今年はもっと、これからもっとです。その部分があるからこそ7年経っ

てもマンネリ化することなくあぁ楽しいと感じるのだと思います。本当に

幸せなことです。だからこれはもうおっさんのような手になることくらいは

我慢しなくてはいけません。

今年は、去年できなかったことを含めて挑戦したいこと、つくりたいものが

たくさん頭をよぎっていますが、気負わず、ひとつづつ丁寧に進めていきます。

今の段階で言えることのひとつは『漆』。何年も前から気になっていた『食』

とのつながりを作れたらと思っています。木は水や湿気に弱いものなので、

お皿やお弁当箱などをつくりたいと思っても、塗装がネックになってなかなか

進めずにいました。ウレタン塗装をすれば簡単に解決という見方もありますが

家具の塗料はこだわっているのに、食べ物を乗せる一番大事なところで妥協し

たのでは意味がありません。商品として出すにはまだ時間がかかると思いますが

今年の一番の目標は拭き漆の商品も展示場で販売すること。です。がんばります。

そして木工と少し離れたところでは自分自身のメンテナンス。整体の先生に進め

られて、毎朝ラジオ体操をしているのですが、これがすこぶるよいのです。

それから毎晩のストレッチ。木工はハードな仕事で体を動かしているような

イメージですが、実はそうではありませんでした。私の場合は足首と肩甲骨の

固まり方が老人並みだと言われました[E:sweat01]腰と、肘から先だけを酷使してあとは

ガチガチ。それをこまめなストレッチで自分でも治せることがわかりました。

長く仕事を続けていくためには、これは何より大事なことかもしれません。

家具も、自分も、メンテナンスすれば長く使えるものを目指して、今年も

一歩ずつ前に進んでいこうと思います。たくさんの方々に支えられていることを

忘れず、情報過多なこの世の中で、本当に必要なものを選択するための努力を

惜しまず、人として成長できることも目標に。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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