2011.10.28 Friday
あいにくのお天気ですが・・・
今日から3日間、ぶんぶく堂の月末ギャラリーがOPENしています。
10月はお米の収穫の時期。兼業農家の私の実家は無農薬でお米を作っています。
ぶんぶく堂からすぐのところにあるカフェ、Nanの木さんのランチには、その
お米が使われています。
先日の稲刈り風景。姪っ子と私。と運転手の父。
物心ついたときからずっと、大学時代も帰省して、田植えや稲刈りだけは
手伝ってきました。車の免許を取る際はマニュアルを希望する女性は少ない
らしく、教官になぜかと尋ねられて「トラクターに乗りたいから。」と
答えて爆笑されました。
まぁ、そのくらい農業は身近に感じてはいましたが、大人になってみて
本当の意味での農作業を知ると、田植えや稲刈りはほんのほんの一部に過ぎず
そこに行き着くまでの労力の積み重ねは、大変なものです。農薬や除草剤を
使わないとなるとなおさら。水の管理や草取り、炎天下での肥料振り、モグラや
タニシやすずめとの戦い、等々。。。今は仕事の合間に、ほんのちょっと手伝う
程度ですが、これからいろんなことを覚えていけたらなぁと思っています。
そもそも今の仕事に辿りついたのには、農業が根底にあったことは間違いあり
ません。家の周りのたんぼや畑のある風景を、ずっと大切にできたらいいなぁと
思ってきたこと。大好きなものづくり。技術さえあれば、自分で完結できる
仕事。それを全部ひとつの線でつないでいける仕事はないものかと、高校生の
時は毎日頭が変になるほど考えていました。
「工房を開ける環境があってよかったねー。」とよく言われますが、おそらく
今の環境で育ってなかったら、この仕事には辿りついていなかったはずです。
結婚してもその思いを汲み取ってくれている夫にも、本当に感謝しています。
仕事に夢中になってしまってこの『そもそも・・・』を忘れそうになりますが
大事にしなくてはいけません。
さて、稲刈り後に毎年恒例になっている夫との焚き火ウイスキー会。
乾いた田んぼで、焚き火でソーセージを焼きながら、ウイスキーをちびり。
やばいですこれ。幸せ。
ぶんぶく堂の展示会では、その無農薬米も販売しています。
10kgで4千円。福岡の県産米でもある『元気つくし』です。おいしいですよ〜[E:riceball]