あいにくのお天気ですが・・・

今日から3日間、ぶんぶく堂の月末ギャラリーがOPENしています。

10月はお米の収穫の時期。兼業農家の私の実家は無農薬でお米を作っています。

ぶんぶく堂からすぐのところにあるカフェ、Nanの木さんのランチには、その

お米が使われています。

Harvesting

先日の稲刈り風景。姪っ子と私。と運転手の父。

物心ついたときからずっと、大学時代も帰省して、田植えや稲刈りだけは

手伝ってきました。車の免許を取る際はマニュアルを希望する女性は少ない

らしく、教官になぜかと尋ねられて「トラクターに乗りたいから。」と

答えて爆笑されました。

まぁ、そのくらい農業は身近に感じてはいましたが、大人になってみて

本当の意味での農作業を知ると、田植えや稲刈りはほんのほんの一部に過ぎず

そこに行き着くまでの労力の積み重ねは、大変なものです。農薬や除草剤を

使わないとなるとなおさら。水の管理や草取り、炎天下での肥料振り、モグラや

タニシやすずめとの戦い、等々。。。今は仕事の合間に、ほんのちょっと手伝う

程度ですが、これからいろんなことを覚えていけたらなぁと思っています。

そもそも今の仕事に辿りついたのには、農業が根底にあったことは間違いあり

ません。家の周りのたんぼや畑のある風景を、ずっと大切にできたらいいなぁと

思ってきたこと。大好きなものづくり。技術さえあれば、自分で完結できる

仕事。それを全部ひとつの線でつないでいける仕事はないものかと、高校生の

時は毎日頭が変になるほど考えていました。

「工房を開ける環境があってよかったねー。」とよく言われますが、おそらく

今の環境で育ってなかったら、この仕事には辿りついていなかったはずです。

結婚してもその思いを汲み取ってくれている夫にも、本当に感謝しています。

仕事に夢中になってしまってこの『そもそも・・・』を忘れそうになりますが

大事にしなくてはいけません。

さて、稲刈り後に毎年恒例になっている夫との焚き火ウイスキー会。

乾いた田んぼで、焚き火でソーセージを焼きながら、ウイスキーをちびり。

やばいですこれ。幸せ。

Imgp0489

ぶんぶく堂の展示会では、その無農薬米も販売しています。

10kgで4千円。福岡の県産米でもある『元気つくし』です。おいしいですよ〜[E:riceball]